「配当金をもらいながら、資産を育てたい」——そんな60代の方に人気なのが高配当株です。
けれど、「なんだか難しそう」と感じる方も少なくありません。ここでは、高配当株の基本から、初心者でもリスクを抑えて始めるコツをわかりやすく解説します。
■ 高配当株とは?
高配当株とは、株価に対して配当利回りが高い企業の株を指します。
- 配当利回り = 年間の配当金 ÷ 株価 × 100
例)株価1,000円で、年間配当40円なら、利回りは4%。
銀行の預金金利が0.002%などと超低金利のなか、3~5%の利回りが得られるのは魅力的です。
■ 高配当株の魅力とは?
- 安定したインカム収入
株価が変動しても、企業が配当を出せば収入が得られます。 - 長期保有で資産を育てられる
“配当金+値上がり益”のダブル収益も期待できます。 - 再投資で複利効果
配当金を再び株購入に使うことで、より資産が増える可能性も。
■ でも注意!高配当株のリスク
「配当利回りが高い」だけで買うのは危険です。以下に注意しましょう:
- 減配リスク:企業業績が悪化すれば配当はカットされる。
- 株価下落リスク:配当が良くても株価が下がればトータル損になる。
- 一時的な高利回りに注意:業績不安で株価が急落し、結果的に利回りが高く見えているケースも。
■ リスクを抑えるための買い方
- 連続増配企業を選ぶ
過去10年、安定して配当を増やしている企業は信頼度が高いです。
例)花王、KDDI、日本たばこ産業など。 - 分散投資を心がける
1社だけに集中投資せず、業種を分けて3〜5社に投資を分散しましょう。 - 証券会社のスクリーニング機能を活用
「配当利回り3%以上」「自己資本比率50%以上」など条件を絞って選ぶと効率的。 - NISAを活用して非課税で受け取る
特に「新NISA」では配当も非課税。年間の投資上限内での運用をおすすめします。
■ 最初の一歩におすすめの企業とは?
初心者に人気の「高配当・安定企業」例:
企業名 | 業種 | 配当利回り(参考) | 特徴 |
---|---|---|---|
KDDI | 通信 | 約3.5% | 安定収益、連続増配の実績あり |
日本たばこ産業 | 生活関連 | 約6% | 高利回り、配当方針が明確 |
三菱HCキャピタル | 金融 | 約4.5% | 収益安定、業績堅調 |
※配当利回りは市場状況により変動します。
■ まとめ
高配当株は「資産を減らさずに収入を得る」選択肢として有効です。
ですが、“高利回り=安心”ではないため、企業の健全性、分散投資、継続チェックがカギとなります。
60代からの資産形成は「守りながら育てる」姿勢が大切です。焦らず、信頼できる企業を選んで、配当生活の第一歩を踏み出しましょう。
ご希望があれば、この内容を基にグラフや比較表の追加、企業ごとの個別分析なども対応可能です。続きをご希望の場合はお知らせください。