📘第7話:雨の午後、ふたりのラジオ

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ポツポツと、屋根を叩く音がしていた。
カーテンを少し開けると、細かな雨粒が、街を淡い灰色に染めていた。

「今日は、どこにも行けないね」
澄子さんが、少し残念そうに言った。

「いいじゃない。こういう日も、悪くない」
私は、お湯を注いだポットとカップをテーブルに置いた。
「それより、久しぶりにラジオでも聴こうか」


小さな木製のラジオを、棚の上から取り出す。
Bluetoothスピーカーと兼ねたそのラジオは、音がやわらかく、
なぜだか雨の日によく似合った。

「ラジオって、最近の若い子は聴かないらしいね」
「私たちの青春には欠かせなかったわよ」
「深夜放送とか、はがき職人とか、なつかしいな」

ラジオから流れてきたのは、昔懐かしい昭和のバラードだった。


「この曲、知ってる?」
私は少し得意げに言った。
「……ええ、でも、こっちの方が覚えてる」
そう言って彼女が口ずさんだのは、別の歌だった。

「昔、失恋したとき、雨の中ひとりで聴いてたの」
「……それ、僕じゃないな」
「うん、違う人」

それをさらりと言えるのが、彼女のすごいところだ。
私は笑うしかなかった。


「でもね、そのあと、ふたりで歩いた商店街で、この曲が流れてたの。
だから、私の中では“悲しい歌”から“懐かしい歌”に変わったのよ」

ラジオから流れる歌声と、外の雨音が、やさしく重なっていた。

「音って、記憶を洗うのよね」
彼女が、カップを手にしながら言った。
「悲しい気持ちも、嬉しい記憶も、やわらかくしてくれる」

私はうなずいた。
彼女の言葉は、いつも少しだけ文学的だった。


「これ、防滴だから、実はお風呂場でも聴けるんだよ」
私がそう言うと、彼女は驚いた顔をした。
「えっ、そうなの? お風呂でラジオって、なんだか贅沢ね」
「今度、一緒に入る?」
「……バカね」
そう言って、彼女は笑った。

雨音は、止む気配を見せなかった。
けれど、その日差し込んだ午後の空気は、どこかあたたかかった。


「雨の日って、すこしだけ人をやさしくする気がする」
「そうだね。耳も、心も、ひらいてくれるんだな」

テーブルの上には、飲みかけの紅茶と、
小さなラジオが、静かに佇んでいた。

ふたりの声と、雨と音楽。
それらが混ざりあった午後は、記憶に残る「音の景色」になっていく気がした。


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